鋼材事業
Steel Business
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強み - 鋼材営業の
業務の流れ - 工場案内
鋼材事業の強み
立地
各鉄鋼メーカーから出荷された鋼材は一旦中継地である倉庫に保管されますが、MOBYの本社工場は、それぞれの倉庫の近隣に立地しており、中継地と一体となった効率的なコイルセンターであると自負しております。
品質
ブリキ業界のコイルセンターとしては初めて表裏面検査機を設置。高性能カメラによる検査体制を確立したことで、目視では見落としがちな裏面の汚れや傷などの欠陥を検知することが可能になり、品質力向上や省人化に寄与しています。
C1ライン:2015年 7月 導入
C3ライン:2022年10月 導入
置場能力
約10,000tのコイル在庫や製品在庫を保管できます。鋼材専用船から50~100トン大型トレーラーで直接にコイルの受け入れが可能です。
加工能力
本社工場には、毎分90~150メートルの速度で流れる鋼板を正確に切断できる高速レベラーシャーラインが4ライン設置されています。
鋼材営業の業務の流れ
契約
お客様と打合せをして、母材コイルの契約量を決めます。コイルの製造進捗はこまめに確認しています。
入荷
各鉄鋼メーカーから出荷された母材コイルは一旦中継地である倉庫に保管されます。
各中継地から情報を得て、システムへ在庫登録をします。
受注
お客様から注文がきたら、システムに受注登録をします。入力間違いがないよう、お客様からの注文書をよく確認し、ダブルチェックを行います。
加工指示・工程組み
寸法・形状・外観等、お客様の要求事項を満たすよう、工場に加工指示を出します。出した指示でレベラーラインが円滑に流れるよう考えながら、様々なお客様の切断工程を組みます。
出荷手配
製品が切り上がったら出荷伝票を作成します。出荷伝票をもとに、出庫担当が製品をトラックに積み込みます。
工場案内
MOBY本社工場
全景
MOBYの本社工場は江戸川に面した工業地帯にあり、物流基地としても最適な立地条件を備えております。
設備配置図
工場はコイル置場のAゾーン、レベラーラインと製品置場のBゾーン、Cゾーンから成っています。レベラーラインには、B1、C1、C2、C3の4つがあり、B1、C1は主に18リットル缶、ペール缶等の工業用缶の材料を扱っており、C2、C3はお菓子缶などの一般缶等の小ロット材に対応しております。
母材コイル入荷
中継地である倉庫から車で運ばれ、MOBYの工場へ到着した母材コイルは、28tと20tクレーンを使用して荷下ろしをします。その際に、置場を有効的に活用できる方法を考えながら業務を行っています。コイルの大きさは様々で約20tの大型コイルから5tほどの小型コイルまであり、主に大型コイルはB1、C1で、小型コイルはC2、C3で加工します。
母材コイル置場(Aゾーン)
荷下ろしされたコイルはAゾーンに保管されます。クレーンまでの高さは10mで、現在は大型コイルも2段積みを行っております。2段積みをしたことにより、より多くのコイルの収納が可能になりました。
自動ラック倉庫
主にC2、C3で加工する、7t未満の一般缶用コイルが在庫として保管されています。この倉庫は結露防止としてエアコンが完備されており、梱包をしなくても裸のままでコイルを保管することが可能です。
B-1ライン
B1ラインは、4ラインの中で最も高速で稼働するラインとなっており、囲いを施すことで、防塵・防虫対策をしっかり行っています。
(1)二重シャッターによる外気侵入防止
(2)クリーン化への取り組みとしてエアシャワー設置
(3)表裏面検査機導入
(4)ピンホール検出器、エッジカメラ、CCDカメラ導入
(5)スパイラルナイフ式ドラムシャー
(6)製品パイラー
(7)梱包
(1)二重シャッターによる外気侵入防止
ラインに母材コイルを装着する際の開け閉めには十分気を配っており、二重シャッターにすることでコイルの防塵・防虫対策を徹底しております。
(2)クリーン化への取り組みとしてエアシャワー設置
B1への入り口にはクリーン化への取り組みとしてエアシャワーを設置しております。
(3)表裏面検査機導入
ブリキ業界のコイルセンターとしては、表裏面検査機の設置は当時業界初となっており、高性能カメラによる検査体制が確立されています。表裏面検査機を導入することによって、以前は人の目で確認し見落としがちであった、裏面の汚れや傷も検知することが可能になっております。
(4)ピンホール検出器、エッジカメラ、CCDカメラ導入
ピンホール検出器は、母材コイルに空いている穴を検知し取り除くことができ、エッジカメラにより全幅での検査が可能です。CCDカメラはラインの稼働スピードを減速することなく、メーカーからのインクジェットマークを検知し、リジェクトすることができます。
B:エッジカメラ
C:CCDカメラ
(5)スパイラルナイフ式ドラムシャー
通常のコイルセンターにあるレベラーとは違い、スパイラルナイフ式ドラムシャーと呼ばれる機工を採用しております。イメージとしては優しくハサミで切り込むような加工となります。特徴としては、高速で加工ができること、及び出来上がる製品のバリの高さを大幅に抑制できることです。
(6)製品パイラー
できあがった製品はパイラーに集積されていき、1つの製品のかたまりになり、コンベアーを通って梱包エリアに流れていきます。
(7)梱包
コンベアーから流れてきた製品のかたまりは、二人で1つ1つ厳重に梱包します。具体的には、防湿紙に巻いた後、角にアングルを当て、縦・高さ方向からバンドで締め付け、スキッドと固定します。製品の顔とも言える業務なので、紙の巻き方・バンドの締め方にも気を配りながら、見た目も綺麗な状態になるよう意識しています。
製品置場(Bゾーン・Cゾーン)
切りあがった製品は、製品置場に移動し在庫となります。お客様ごとに場所を決めてまとめて製品を置くことで、出荷の効率を高めています。
大型トレーラーによる製品出荷
お客様の納期に合わせて出荷をします。製品をトラックの荷台に積み込んだ際、製品と出荷伝票のそれぞれをバーコードで照合し、誤出荷がないように管理を徹底しております。クレーンでの作業になるので安全を意識し、効率良く作業できるよう考えながら業務を行っています。
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